LDKは家族が食事や団らんで利用する時間が長いため、広々としたくつろげる空間に仕上げたいもの。
リフォームを行えばLDKを広げることが可能ですが、実現するための方法は幾つかあります。予算や目的、現在の部屋の間取りから最適なものを検討していきましょう。
まず、代表的なのが別の部屋とつなげるパターンです。リビングとキッチンが別になっているのを接続すれば、広々とした感じに生まれ変わります。壁や仕切りを撤去するだけでも、大きく印象がかわるのです。また、LDKの隣に、例えば使わない和室がある場合も、接続して空間を広げることが可能。こちらは物理的に空間面積が増すため、家具やキッチン用品のレイアウトも幅が広がります。
次に、現在のキッチンまわりや収納スペースを見直すのも、メリットが多い方法です。例えば対面式キッチンにして収納スペースを移動させることで、LDKをスッキリと開放感がある仕上がりにできます。同時に家事動線なども見直すと使い勝手も向上可能。室内は使いにくいと色々な場面で窮屈に感じるので、これを改善するとくつろぎ感の演出に繋がるのです。
余っている部屋もないし、キッチンも動かせない場合は、廊下リフォームが一つの手段。例えば、廊下を半分まで短くして、その分をLDKに加えるわけです。ちょっとしたスペースでも、工夫すれば収納や家具の配置に役立ちますので、思ったより良い結果になるケースも珍しくありません。
なお、LDKの拡張リフォームでは単純に面積を増やしても、広々と見えるかどうかは不透明です。窓や天井、壁の配置などで印象が異なるため、プロのノウハウが欠かせません。
逆に言えば坪数が確保できなくても、プロの技術を使えばくつろぎ感を演出することも可能です。
百聞は一見に如かずですから、まずは、LDK拡張リフォームのビフォー・アフターの写真を参考にしてみるのがおすすめ。どれくらい印象が変わるか確かめてから、具体的な方向性を検討していきましょう。