リフォームといえば外壁や屋根工事、水回り工事などを連想する人が多いでしょう。建物を守ることが本来の目的ですが、正確には庭や車などを守る目的もあります。車は傷つけたり、ぶつけたりしなくても、少しずつ傷んでいく性質があります。直射日光や雨風、雪などによって塗膜の性能が劣化していきます。当初は光沢感のあるピカピカのボディが、次第にくすんでいくのです。
こうした外的ダメージから車を守るためには、カーポートを設置するのが得策でしょう。
車を安全に保管するならば車庫が最適と言われており、太陽光や雨風から完璧に保護できるだけでなく、盗難を避けるためにも役立ちます。カーポートの場合はカバーするのが天井だけですが、安価に設置できるメリットがあります。カーポートを実際に設置した方からは、雨天でも気にせずに車の整備・メンテナンスができる、車の乗り降りをするときに雨に当たらないのがいい、炎天下における車内の温度上昇を抑えられる、などと答えています。
降雪のある地域であれば、冬の雪おろしの悩みを軽減できるでしょう。車に雪が乗ってしまうと、除雪するのに苦労します。スコップで除雪をすると、ボディに傷をつけてしまうリスクがあります。そこでスノーブラシが役立つわけですが、ブラシでは素早く雪おろしをするのが難しいです。
カーポートを設置すれば、雪はカーポートの天井に留まるので、車にはほとんど溜まりません。強風があるときは吹き溜まりにより、車にも一部が乗ることがありますが、カーポートを設置していない場合と比べれば大幅に抑えられます。
カーポートリフォームにおける注意点は、室内が暗くなってしまうことです。特に玄関が暗くなるという声が多いですが、一方で日差しを抑えられるので室温上昇は抑えられます。
それゆえカーポートを設置したら、エアコンの効きがよくなったという声が多く寄せられています。どうしても玄関が暗くて気になる場合は、照明をつけるなど工夫すれば問題ないでしょう。