屋根のリフォームを安くする基本技

屋根のリフォーム

住宅の構造の中でも屋根は、外壁と並んで特に重要な部分と言えます。屋根には風雨を避けるという、いわば人間が住居というものを作った最初で最大の目的があるからです。一方で普段の生活においては、屋根の事を意識する場面はほとんどないというのが正直なところでしょう。

従って屋根のリフォームを考えた時には、機能性を維持回復または向上といった面からのアプローチが主なものになります。

リフォームを考えるきっかけとなるのが雨漏りですが、その多くが災害によって引き起こされます。雨漏りがすると生活への影響が極めて大きく状態によってはそれ以上住む事が出来ないような場合もあるので、ついついお金の事は度外視して対応してしまいがちです。

とはいえ屋根のリフォームを行おうとすると、かなりの金額になってしまいます。雨漏りなどがひどい場合でも出来るだけ焦らず、まずはブルーシートなどでの応急処置に留めておく方が賢明です。

屋根の塗装

ブルーシートの見た目はとても悪いですが、しっかり施工さえしておけば風雨を避けるという機能は果たします。次に具体的なリフォームについてですが、屋根で最も重要なのは瓦であり、この瓦の価格がかなりの部分を占めます。陶器の一種でもある瓦はそれほど劣化するものではなく、破損している箇所だけを交換補充すれば部材の代金を大幅にカットすることが可能です。

スレートやトタンなどの金属屋根の場合には瓦よりも簡単で、ほとんどの場合には塗装のみで対応出来ます。今の塗装が剥がれている箇所からサビが出ている場合もありますが、こうした時にも改めて防錆剤も含めて塗り直しを行えばほぼ機能を回復させる事が出来ます。

気分もがらっと変えたいというリフォームであれば、塗る色を変えるだけでかなり雰囲気が変わります。また住み心地をより良くしたい場合にも、遮熱塗料を用いれば夏はもちろん冬の放熱を防ぐ効果もあり、より断熱性の増した住空間にリフォームする事が可能です。

トイレを和式から洋式にしたい?それならリフォームの基本を知っておこう!

トイレを和式から洋式に

古くなった和式のトイレをお洒落な洋式に取り替えたい、介護のためにバリアフリーの洋式トイレが必要になった等、様々な事情によってトイレを和式から洋式へリフォームするケースも珍しくありません。ただし初めてリフォームを検討する方にとっては、何かと不安に感じるもの。

そこでリフォームを検討するにあたっては、まず基本的な知識を知っておくことが肝心です。

初めての方にとって最も気になるのが、やはり工事費などを含めたコスト面でしょう。この点、一口に洋式トイレといっても、組み合わせトイレや一体型トイレあるいはタンクレストイレなど、トイレ本体だけでも色々なタイプがあり、値段も幅広く多岐にわたります。

さらに製品ごとのグレードの優劣や付属設備の有無、設置するスペースの広さや形状などが加わるため、工事費も大きく異なるのが実情です。

リフォームの基本

例えば典型的な見積もりの内訳をみると、洋式便器1台の単価で約9万円になる上、古いトイレの撤去や廃材処分の費用で約7万円、電気設備や給排水設備の工事がそれぞれ約3万円から約4万円、この他にも養生費や清掃費などによって、何かと費用が加算されていくのがわかります。ちなみに和式トイレから洋式トイレへリフォームする際の相場としては、30万円から50万円程度を一つの目安として考えておくのが一般的です。

トイレリフォーム

自分たちの希望やニーズに合ったトイレのリフォームを実現するには、業者選びも重要なポイントです。まず安心かつ信頼できる業者を見極めるには、実績の有無やアフターサービスの充実度をよくチェックすることが大切。業者の公式ホームページを見たり、パンフレットを取り寄せる、あるいは店舗を直接訪れてスタッフに相談するなどして、施工事例の豊富さや職人の技術またはアフター保証の有無などから、業者の信頼性を確認しましょう。

さらに複数の業者から見積を取ることも、忘れてはならないポイント。およそ2社から5社くらいから見積もりを取り寄せるのが基本になります。

価格をはじめ機能やデザインあるいは工期やサービス内容など、自分たちにとって重視する点を絞って比較していくと、理想的な業者に出会う可能性も高まります。